☆下の写真は私の働く研究所にある プラズマ閉じ込め 実験装置、「大型ヘリカル装置(通称LHD)」です。 超伝導コイル をプラズマ閉じ込めに使った実験装置では世界一大きなものです。令和元年度のプラズマ生成実験は10月から開始し、来年の2月まで行う予定です。 ☆ この装置の目的は、核融合反応を起こすことではなく 、模擬燃料(水素、 重水素 、ヘリウム、アルゴン)を使って(実燃料の一つである 三重水素 《トリチウム》は使いません)、 1億度 近いプラズマの性質を科学的に調べることです。国内外の研究者が集まり、 プラズマ の研究を行っています。これまでに1億度を超えるプラズマを作ることに成功しています。また、2,300万度のプラズマを48分間保持することにも成功しました。(平成29年5月追記) ☆研究所の広報見学室では、団体でも個人でもご家族でも見学を受け付けています(平日のみとなりますが)。見学対応スタッフが核融合のことをわかりやすく説明しますので、ぜひ気軽にお越しください。見学には事前の申し込みをお願いしています。詳しくは ホームページ(外部リンク) を参照ください。
海水が原料となる核融合発電は、持続可能なエネルギー源として、今地球の抱えている色々な問題を解決してくれるはずです。そんな核融合発電について解説します。 水色の文字は、サイト内の関連記事にリンクしています(外部リンクと表示のない限り) このサイトでは、主に「磁場閉じ込め核融合」を扱っていますので、「レーザー(慣性閉じ込め)核融合」とは技術的に異なる点があります。ご注意ください。