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人類のエネルギー消費が地球温暖化に繋がるか?

☆先週、名古屋で開催されているCOP10に参加し、「生物多様性をまもるため、これからのエネルギー源はどうあるべきでしょうか?」と題したパネルを展示しました。そこで核融合発電を含めた未来型エネルギーを提案しました。(http://www.nifs.ac.jp/cop10/COP10.pdfに発表ポスターがあります)

☆その中で次のような質問を受けました。「もし環境負荷の小さなエネルギー源が開発されたとしても、エネルギーを使うこと自体で熱が発生し、地球温暖化に繋がらないのか」という質問です。その時はうまく答えられず、少しお茶を濁してしまいました。

☆そこで計算してみました。地球の人口が100億人になったとします(今は69億人)。そして全ての人が、現在の日本人の生活レベルでエネルギーを消費したとします。(具体的には128キロワット時(kWh)/人/日、電力、運輸、産業、発電ロスの総てを含めたエネルギー)このエネルギー消費が全て熱に変わり、地球全表面から放出されたとします。(地球の表面積で割り算するということです)その値は0.1ワット/平方メートルとなりました。この数字が大きいか小さいかという議論になります。

☆地球表面が太陽から浴びている熱は238ワット/平方メートルです。そして11年周期の太陽エネルギーの変動は0.25ワット/平方メートルです。さっき計算した数字は、無視できるとは言えませんが、気候変動に影響を与えるような大きさではないようです。(でもこれくらいが持続可能の限界かもしれません)

☆ただし、(都市のヒートアイランドのように)局所的に温度を上げてしまう可能性があるので、これについてはまた記事にしたいと思います。

(参考:デービッドJ.C.マッケイ、「持続可能なエネルギー」産業図書)