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核融合発電の優位性〜資源編〜

☆ 核融合発電 に使われる資源は、 重水素 と リチウム です。( 燃料 である 三重水素 はリチウムから生産されます)重水素は水に含まれているもので、リチウムは鉱山や塩湖から採取されている金属ですが、将来は海水から採取することが可能になります。つまり、 重水素 も リチウム も海水から採取できる事実上無尽蔵な資源です。枯渇の心配がないだけでなく、偏在性がなく誰もが利用できる資源です。 ☆ここで発電に必要な資源の量を計算してみました。携帯電話1台には0.3グラムのリチウムが含まれています(電池の中に)。また水3リットルの中には0.1グラムの重水素が含まれています。この2つを燃料にして、 核融合発電 を行うと、私たち一人当たりが1年間に使う電気を作ることができます。 ☆同じ電気を火力発電で作ろうとするとなんと1トン(100万グラム)の天然ガス(や石油、石炭)が必要となります。そしてそれらの資源は遠くの国からタンカーなどで輸送されてきます。 核融合発電 の資源は、とても量が少ないことと近隣で生産できるため、輸送にかかる二酸化炭素をほとんど排出しません。 ☆しかも 核融合発電 の資源( 重水素 と リチウム )は無害で、自発的に反応を起こして爆発することはありません。(たとえ爆破装置が仕掛けられても)長期的な貯蔵も安全に行うことができます。