☆核融合反応は、軽い原子核同士を高速で(超高温状態で)衝突させて、少し重たい原子核に変換する反応です。原子核が融合するときに大きなエネルギーが発生します。
☆温度が高くなるほど核融合反応は起こりやすくなりますが、最も起こりやすい重水素(記号D)と三重水素(記号T)の反応(D-T反応)でも温度を1億度にしなければなりません。最初の核融合発電で使われる反応は当然このD-T反応になります。この反応の短所は、反応によって中性子が発生し、中性子のエネルギーを熱に変換して発電しなければならないことです。
☆さて、夢の核融合反応と言われているのは、重水素とヘリウム3の反応(D-3He反応)です。この反応では上記のD-T反応に比べて、中性子の発生量を数10分の1に減らすことができ、発生する水素の原子核(陽子)から直接電気をとり出すことができます。燃料のヘリウム3は、月、木星、土星にたくさんあることが知られていて、将来の宇宙時代のエネルギー源と考えられています。ところが温度は10億度(D-T反応の10倍)近くにしなければならず、プラズマの閉じ込めがかなり難しくなります。(初期のガンダムにこの反応が使われているという話を聞いたことがあります)
☆さらに究極的な夢の核融合反応が、通常の水素とホウ素の反応(p-11B反応)です。発生するのは、安定なヘリウムだけで、中性子が発生しません。ヘリウムの原子核は電気を帯びているので、これから直接電気が取り出せます。しかし、さらに超高温が必要で、磁場で閉じ込める方式では現在の技術の限界を超えています。
☆しかし夢はいつか夢でなくなる時が来ます。それまで人類が存続できればですが。
☆温度が高くなるほど核融合反応は起こりやすくなりますが、最も起こりやすい重水素(記号D)と三重水素(記号T)の反応(D-T反応)でも温度を1億度にしなければなりません。最初の核融合発電で使われる反応は当然このD-T反応になります。この反応の短所は、反応によって中性子が発生し、中性子のエネルギーを熱に変換して発電しなければならないことです。
☆さて、夢の核融合反応と言われているのは、重水素とヘリウム3の反応(D-3He反応)です。この反応では上記のD-T反応に比べて、中性子の発生量を数10分の1に減らすことができ、発生する水素の原子核(陽子)から直接電気をとり出すことができます。燃料のヘリウム3は、月、木星、土星にたくさんあることが知られていて、将来の宇宙時代のエネルギー源と考えられています。ところが温度は10億度(D-T反応の10倍)近くにしなければならず、プラズマの閉じ込めがかなり難しくなります。(初期のガンダムにこの反応が使われているという話を聞いたことがあります)
☆さらに究極的な夢の核融合反応が、通常の水素とホウ素の反応(p-11B反応)です。発生するのは、安定なヘリウムだけで、中性子が発生しません。ヘリウムの原子核は電気を帯びているので、これから直接電気が取り出せます。しかし、さらに超高温が必要で、磁場で閉じ込める方式では現在の技術の限界を超えています。
☆しかし夢はいつか夢でなくなる時が来ます。それまで人類が存続できればですが。
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