☆核融合発電では,超伝導磁石で作った強力な磁場で1億度の水素ガスを閉じ込めます。閉じ込めるというのは,真空の容器の中で壁にぶつからないように空中に浮遊させることです。では,どうして磁石で水素ガスを閉じ込めることができるのでしょうか?
☆「鉄」が磁石にくっつくというのは誰もが知っていることです。もう一つ磁石によって力が働き,動かせるものがあります。「電気の流れ」つまり「電流」です。ちょっと難しそうな話ですが,磁石によって電流に働く力を使ったものは身の回りにたくさんあります。洗濯機,冷蔵庫,パソコンのファンに使われているモーター,テレビのブラウン管,スピーカーなどすぐ身近にあります。(分解すると磁石が入っています。)
☆1億度の水素ガスはプラズマ状態と呼ばれ,電子をはぎ取られた原子核が高速で飛び回っています。原子核はプラスの電気を帯びていて,これが走ると電流となり,磁場の中で力を受けます。そして図のように磁場のなかでクルクル回り出します。そして原子核は磁場にまとわりつき,逃げていかないというわけです。はぎ取られた電子も同じように電気を帯びているので、磁場にまとわりつきます。
☆核融合の研究では,どのような形の磁場(磁石)を作れば,上手くプラズマを磁場の中に閉じ込めておけるかが重要なテーマとなっています。そこで大型ヘリカル装置ではねじれた形の磁石を使って,プラズマを閉じ込める研究をしています。
☆1億度の水素ガスはプラズマ状態と呼ばれ,電子をはぎ取られた原子核が高速で飛び回っています。原子核はプラスの電気を帯びていて,これが走ると電流となり,磁場の中で力を受けます。そして図のように磁場のなかでクルクル回り出します。そして原子核は磁場にまとわりつき,逃げていかないというわけです。はぎ取られた電子も同じように電気を帯びているので、磁場にまとわりつきます。
☆核融合の研究では,どのような形の磁場(磁石)を作れば,上手くプラズマを磁場の中に閉じ込めておけるかが重要なテーマとなっています。そこで大型ヘリカル装置ではねじれた形の磁石を使って,プラズマを閉じ込める研究をしています。
コメント
だから、ネジるって事か納得です。
磁界が強ければ強いほど回転力も増しその円心力の外へと弾き出す力も強くなるって事ですよね?
だから、難しいって事ですね?
(少し概念的な説明になってしまいました。もう一度整理してちゃんとした記事にいたします。)
イメージで掴みたいと思っています。
プラズマの熱運動は、磁力線の方向成分と直交成分に
分けて考えると、
磁力線の方向成分は磁力線に沿って動き、
直交成分はローレンツ力で
磁力線を中心とした円軌道になる。
磁力線が閉じたドーナッツならプラズマは
逃げ出すことが出来ない。
とのイメージでよいでしょうか?