☆次は燃料とその燃えかす(灰)について考えてみます。核融合発電における燃料は重水素とリチウム(三重水素をつくる原料)です。どちらも海水から採取します。100万キロワットの発電所で1日で使う重水素は1キログラム、リチウムは10キログラムです。そして重水素にもリチウムにも毒性はありません。同じ100万キロワットの原子力発電所では1日に500キログラムの天然ウランが、石炭火力発電所ではなんと1万トンの石炭が必要です。さらに核融合発電の燃料は、爆発したり、テロリストによって悪用されることもありません。(参考文献:ジョセフ・ヴァイス著「核融合エネルギー入門」白水社)
☆そして燃えかすは、ヘリウムです。ヘリウムにも毒性は全くありません。原子力発電では高レベル放射性廃棄物ができますし、火力発電では地球温暖化に影響を与える二酸化炭素が燃えかすとして残ります。
☆このように燃料と燃えかすだけを見ると全くクリーンなエネルギー源と言えるわけです。発電所の中で循環して使う三重水素(トリチウム)の放射能と中性子による金属材料の放射化を考えると完全にクリーンとは言えないことはこれまで説明してきたとおりですが、その環境影響は小さなものです。
☆そして燃えかすは、ヘリウムです。ヘリウムにも毒性は全くありません。原子力発電では高レベル放射性廃棄物ができますし、火力発電では地球温暖化に影響を与える二酸化炭素が燃えかすとして残ります。
☆このように燃料と燃えかすだけを見ると全くクリーンなエネルギー源と言えるわけです。発電所の中で循環して使う三重水素(トリチウム)の放射能と中性子による金属材料の放射化を考えると完全にクリーンとは言えないことはこれまで説明してきたとおりですが、その環境影響は小さなものです。
コメント